地獄カルテット
MIが誇る超技巧派講師陣から成る『地獄カルテット』
このバンドを始めたきっかけは何だったんですか。
MASAKI(以下M):『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ』がギターから始まって、ベース、ドラムと順に教則本が出たときに、地獄トリオとして2年くらいイベントやセミナーで活動していたんだよね。それからボーカル編が出ることになって、自然と4人になったんだけどカバー曲をやるのもつまらないし、自分達でバンドを組んだら面白いことになるんじゃないかな、と思って本格的に楽曲作りを始めました。
こだわりが無いのがこだわり?

このバンドでの音楽的なこだわりはどんなものですか?
M:こだわり?全然無いよ。無いよね?逆にみんなにどんなのがいいか聞いているくらいだよ。
NOV(以下N):1stの時点では教則本の延長で集まったメンバーだったから「お前らにこれが出来るか!」という音楽をやるっていうのがコンセプトだったよね。
M:そうそう。当たり前なことをしたくないから曲構成も普通のA→B→C→A→B→C→間奏→Cみたいな展開じゃなく、曲構成を展開し続けるっていうのが最初のアルバムの基本だったね。でも2ndからはそれも意識しなくなったかな。
小林信一(以下 信):最初はなかなか見えづらい部分があったんですが、それをMASAKIさんが示してくれたって感じですかね。2ndからは僕も曲が提供出来たし、すごくやりやすくなりましたね。
海外公演を行ったときに感じる日本と海外の違いはどんなところですか?
信:海外のオーディエンスの方が反応がピュアですよね。「ワー!」と言えば「ワー!」と返してくれるけど、日本だと「ワー!」と言ってくれるように方法を考えなきゃいけないんですよね(苦笑)

GO(以下G):昔から日本人ってシャイだよね。明らかに違うもん。海外のお客さんってすごくパワーがあるし、こっちも乗ってきますよ(笑)自分から楽しもうとする感覚って普通こうだよなって思います。YouTube見て、ライブを経験した気にならないように!
M:バンド仲間に自分達のバンドのライブを観に来てもらって、自分も仲間のバンドのライブを観に行く、それだけでもお互い刺激になると思うよ。その輪を広げていけばちょっとしたシーンを作れるかもしれないしね。
4人が共通して聴いてきた音楽はどんなものですか?それらが地獄カルテットに反映されることはありますか?
M:みんな80年代の音楽は通ってるし、LAメタル、ジャパニーズメタルあたりもそうかな。
G:さっきもNOVさんが話していたけど、もう血に入ってるんだよね。演奏にも自然とそういうエッセンスが入ってくる。
M:でもね、曲を作る時は「今の音楽」を聴いているんですよ。自分の中には無いものを、若い人達が興味を示す様な今の楽曲をよく聴いていますね。こういうメタルシーンがあるんだな、じゃあこのリズムをちょっと入れてみようとか、こういう展開もありだろうとか、そういう新しいものと自分の体の中にあるものがミックスされて曲が出来上がっていってると思います。
世界への第一歩は音楽に貧欲になること
バンドに必要な資質は?
G:若い子には小さいことを気にせずにとにかく何でもやれといいたいです。「日本人スゲーな!」って世界に示せるようにやって欲しいです。
M:僕的には貪欲に僕らを利用して欲しいですね。5~6年MIにいるけど「デモテープ聞いて下さい!」みたいにあんまり自分を売り込んでくる人って多くないんだよね。遠慮せずにガツガツ来て欲しいですね。
音楽への情熱を感じる瞬間は?
N:ライブの中で乗る、暴れるってことが自分の中で一番気持ちが燃える。その自分達のパフォーマンスでお客さんが笑顔になってくれるのは本当にたまらないものだよ。
信:PCで曲を作っている時もライブをイメージするだけで燃えてきますね。
M:でもいきなりポンとステージに立たされても楽しめないと思う。うちの生徒だったらLPWの授業を使ってステージ経験を増やしていって欲しいよね。楽しめるようになるまでどんどんステージに上がってみるのがいいかもね。
最後にプロを目指している人達にアドバイスをお願いします。
M:ミュージシャンはプレーヤーであると同時に聴き手でもあると思います。たくさんいい音楽を聴くからこそいい演奏が出来るようになる。ジャンルに捕われず音楽を聴きましょう。
G:いろいろなこと、例えば今やっている楽器以外のものにも手を出してみて、音楽に対して自分をどんどん高揚させていって欲しいです。
N:僕からは一言、バンドマン人生でずっと心にある言葉を贈ります。「気合い!」
信:ギターって和音も出るし、メロディも奏でる楽器なので、座学的な勉強が必要な部分って出てくると思うんですよ。そういうところから逃げずに勉強していって欲しいと思います。









