MI JAPAN TOKYO
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George Lynch

 

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ジョージへの憧れと恩師との出会い

 

Q1.ギターを始めたきっかけは?

多分1964年だと思うんだけど、ビートルズにインスパイアされてギターを始めたよ。僕はジョージ・ハリソンみたいになりたいと思ってたんだ。同じ名前だしね。1964年にはMIは無いし、ロックギターというカテゴリーも成立してなかった。ジミ・ヘンドリックスもジミー・ペイジもまだ出て来てなかったからね。楽器自体も弾きやすいものではなかったんだ。僕の最初のギターは日本製のTeiscoというメーカーのギターだったんだけど、その当時の日本のギターは素晴らしいものじゃなかったんだ。だから弾くのは難しいし、ディストーションペダルも無いから、出したい音があっても機材が無くて出来なかった。教則DVDももちろん無いしね。家族向け楽器店みたいなとこへ行ってレッスンを受けてたよ。

 

Q2.毎日どんな練習をしていましたか?

僕は最初、弦に圧を加えてギターを弾くということを知らなくて、鳴らしたくない弦が振動しないように弦をミュートするものだと思っていたから、その練習から始めた。すごく時間がかかったよ。だからギターを弾くのは楽しくないと思っていたんだ。10歳の時に両親が連れて行ってくれた楽器店でレッスンを始めてからは、もちろんスケールの練習をしたよ。最初の難関は痛みだった。頭では自分はもっと出来ると思っていたからイライラしたよ。 15歳の頃、スパイダーケリーという先生に習い始めてからポイントが見えて来た。すごくカッコ良かったんだ。髪を腰までおろしててさ。彼はエリック・クラプトンっぽいプレイスタイルのギタリストだったよ。僕は毎週、5マイル先の楽器屋までギターを担いで自転車をこいで通ってた。 とにかく彼に認められたかったから2時間前には着くようにして、ウォームアップをたくさんして彼がすること全部を見逃さないようにした。彼のビブラートの仕方だったり、フレージングだったり、大人っぽい弾き方だったり、すごく僕を刺激したんだ。彼のレッスンはそれまでのレッスンとは比べ物にならなかったよ。今でも彼が教えてくれたものをやることもあるんだ。去年アリゾナで演奏したときに「覚えているかわからないけど僕は昔、君のギターの先生だったんだ」って彼が僕の所に来てくれてさ。それからは家族ぐるみの付き合いだよ。 彼は昔ほどギターを弾いてはいないみたいだね。でも僕は彼が僕に教えてくれたものが好きだし、僕もそれをたくさんの人に伝えている。だから彼が僕を誇りに思ってくれてるといいんだけど。すごく感動的な話だよね。

 

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大失敗のギグからの再スタート

 

Q3.プロとして初めて経験はどんなものでしたか?

LAに住んでいた時、年上のベテランミュージシャン達が僕が結構なやり手のギターリストだっていう噂を聞きつけたみたいでさ。 僕はそれまでギグやショーをした事が無かったけど、彼らは僕をバンドに引き入れたんだ。16歳のときだよ、全然準備万端じゃなかったからすごく緊張したよ。僕らは公園のコミュニティーセンターで初めてのギグをしたんだ。バンドのコンテストだからたくさんお客さんがいて、僕の両親や友だちがいて...。みんな僕の事を誇りに思っていてくれた。その時はレッド・ツェッペリンを演奏した。 でも僕はすごく混乱して、全部忘れてしまった。演奏が始まった瞬間に僕は間違った事を弾いてしまって、止まって、みんなも止まって、幕が閉まって...。両親はがっかりしていたね。 バンドは僕をクビにした。それが僕の最初のプロとしての経験だよ。 その後高校で友達とバンドを作って、一からやり方を学んで、曲を書いて、人前に慣れるようにした。誰かのバンドに参加するっていうんじゃなくてね。ガレージで練習して、音楽を聴いて、何年もかかったよ。

 

george_smile.jpgのサムネール画像

 

音楽にも山あり谷あり

 

Q4.どんな時に音楽への情熱を感じますか?

ジャムをしている時だね。録音された音楽も素晴らしいけど、ジャムセッションはその瞬間その瞬間に音楽が生み出される。生み出される瞬間を観客も共有するん だ。どのバンドでもどのギグでも、僕らは爆発する瞬間を創っているんだ。ショーよりサウンドチェックの時の方がすごいジャムが出来たときは「ショーのこと は謝りたい。サウンドチェックを見て欲しかった」って書いたTシャツを着たよ(笑)でもそれって難しいよね。一番いい瞬間は持続出来るものじゃないし、いいソロとかリフが出来たときには周りに誰もいなかったりするんだ。人生だよね。山を創るためには谷が絶対必要だからね。悪い時期というのもは、より良い時期を経験する為に必要なんだ。

 

Q5.あなたの音楽人生の中で学んだ最大の教訓は?

音楽を人生に取り入れて何十年か経って、音楽はなんて素晴らしいものなんだって気付いたんだ。それに、音楽は自分にとってどれぐらい必要なものなのかということもね。食べ物とか酸素とかみたいに音楽はいつでもそこにあって、音楽がない人生なんて考えられないんだ。あと、音楽はすごくミステリアスだね。音楽は僕に疑問を与え続けながら、人生を素晴らしいものにしてくれるんだ。

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プロの世界でのサバイバルテクニック

 

Q6.最後にプロを目指している人達にアドバイスをお願いします。

昔はギタリストになるためには弾く事だけを考えれば良かった。その次に作曲について。でも最近の若いプレーヤーはエンジニアリングとかビジネスとか、ロマンチックじゃない事も考えていかなくちゃいけない。レコーディングなんかもできなくちゃいけないよね。 素晴らしいミュージシャンたちが、ビジネスってものでボロボロにされていくのを見てきたんだ。音楽業界は地雷の埋められたフィールドを歩いていくようなものだからとても危険なんだ。それから、主にギターリストに関して言えば、満足度を上げたいと思うのなら自分にしかできない事を発達させる事だ。テクニックを鍛える事はもちろん難しい事だけど、自分にしかできない事を持っていたら、そのフィールドで誰も君と戦う事はできないんだ。君は一人しかいないからね。

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