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Daniel Gilbert

 

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ギターを教えるようになって今年でなんと35年!MI Hollywood校のGIT講師の中で最も影響力のあるDaniel Gilbertのインタビューです。Hollywood研修でも、みんなお世話になりました。

 

 

dan_1.jpgQ.楽器を始めたきっかけは?

ギターを始めたきっかけは、正直に言うと友達が始めたからなんだ。 

Q.バンドか何かで?

たぶんね。友達がやっていたから僕も続けた。

Q.その頃はどんなジャンルの音楽をやっていましたか?

当時、『FM Rock』と呼ばれていた音楽だよ。ラジオで流れてくる音楽のことだね。レッドツェッペリン、クリーム、ストーンズといったクラシックロックのことだよ。その後、ジャズなんかを勉強したよ。 

Q.いつ頃からプロのギタリストになりたいと思い始めたのですか?

はっきりと「いつ」と言えるわけではないけど、13歳の頃からギター漬けだったんだ。毎日ギターを弾いていたし、いつもギターのことばかり考えていた。それに自分をプロのギタリストだと言ったことは一度もなかったけど、ある夜、MI Hollywoodを卒業した後のことだけど、ライブに向かう車の中でこう思った。「これから大勢の人達の前で演奏をして、給料をもらえるんだな」って。これが自分をプロなんだと思った瞬間だろうね。

Q.ギターの演奏を教え始めたのはいつ頃ですか?

あれは確か1976年だったと思う。正式なものではなかったけど、近所の人達に教え始めたんだ。

Q.何故、教えようと思ったのですか?

僕はギターを買った直後から毎週レッスンに通い始めたんだ。おかげで僕は知識を得ることができた。でも、他の多くの人がレッスンに通っていないことを知らなかったんだ。ギターを買い、持って帰って、家で好き勝手にプレイしているだけだった。でも、僕はどうやってプレイするのか、ギターの知識が欲しかったからレッスンに通ったんだ。すると、レッスンを受けていない人達が僕がレッスンに通っていることを聞きつけて、どうやってギターをプレイすればいいのか、どう扱ったらいいのか教えてくれと言ってきた。それがギターを教え始めたきっかけか

な。

 

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Q.あなたの師であるパット・マルティーノとはどうやって出会ったのですか?

確か『Village Voice』という新聞で、彼の広告を見たんだと思う。興味深い音楽の記事を載せている新聞でね、毎週読んでいたよ。そこで彼の名前を見たんだ。レッスンをしているってね。

実はもう1人別の、玄人の間では名のある人だけど、あまり有名ではない人に教わっていたんだ。彼自身は素晴らしいギタリストで、先生だったけど、有名ではなかったんだ。彼はたくさんの名プレイヤーを育てた素晴らしいギタリストのハワード・モーガンと長い間一緒に仕事をしていた人なんだ。

 

dan_4.jpgのサムネール画像

Q.あなたは現在、GITでもっとも影響力のあるインストラクターですが、ギターを教える際のポリシーはありますか?

アイディアはあるよ。

以前、MIのオフィスからギターを教える際に最も大切にしていることは何かを聞かれたんだ。そこで僕は、閃きを与えることだと答えた。生徒に閃きを与えるんだ。教わりたいという意欲をね。

どうやってギターを演奏するのか、どうやって音楽を奏でるのか、その為にする努力など、音楽に対する深い愛情のリアルな見本になりたいと思っている。

もう一つ、大切なことは課題の組み立てだ。生徒に明確な課題を与える。来週までにどんな音が弾けるようになっているべきか、その為には何をするべきか、この音はどのテンポで弾くかなど、細かく教えるんだ。もちろん、生徒が投げかけてくる質問には全て答える。一対一のレッスンならその全てが可能だけど、クラスレッスンの場合は少し変わってくる。コメディアンではないけど、ユーモアが必要だ。真剣にレッスンを受けることはもちろん重要だけど、そこに楽しさがないといけないからね。

Q.音楽に対して、最も情熱を感じる時はいつですか?

そうだな。パフォーマンス中、生徒の前で演奏をしている時、生徒と一緒に演奏をしている時、自分の作品を制作している時、その全ての時に自分自身ではなくなり、音楽が体の中を流れていくような感覚に陥る瞬間がある。その瞬間が最も素晴らしい瞬間なんだ。それは毎回感じられることでは無く、ほとんどがその瞬間を得る為に頑張るんだが、近い感覚まで行けてもスルッとなくなってしまうものなんだ。その瞬間を求めて、10時間努力する。結果、得られた瞬間がたった3秒でも十分なんだよ。

 

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Q.現在オリジナルアルバムを制作中ですが、何故、今のタイミングなのですか?既にミュージシャンとして素晴らしいキャリアをお持ちですが、何故今なのかと。

僕のミュージシャンとしての歴史は、教えることとクリエイトすることの繰り返しだったんだ。その中で生徒達が僕に影響を与えた。クリエイトすることに対してね。彼らは才能豊かで色んなことを知っている。僕は一般的には成功したギタリストだと思われている。でも、僕自身のその才能に迷うときがある。特に素晴らしいプレーヤーに出会った時はね。生徒達が僕に、自分は才能があるのかを聞いてくる。僕はその質問に答えられる。でも、僕自身だって同じように自分には才能があるか問いかけているんだ。

最近とても才能のある生徒に出会った。彼女は若いが、音楽を知っていて、音楽と繋がっている。彼女に影響され、初心に戻り自分を追い込むことの重要性を再認識したんだ。

僕は54歳の年寄りだ。でも、いつも20代の子達に囲まれている。彼らの若さに影響されることは多い。僕らは違う次元に生きているが、年寄りの僕が若い彼らと触れ合うことはとても重要だ。僕らは死に向かっている。ロボットのように動けなくなってしまうんだ。だからこそ54歳の今、自分を追い込み表現したいと思ったんだ。

Q.プロを目指す若いミュージシャンにアドバイスを頂けますか?

出来る限り学ぶことが重要だ、決して練習や学校をさぼらないこと。時の流れは速く、人々は賢い。他人に否定されても信念に従い、音楽や楽器を愛すること。お金を稼ごうだなんて考えてはいけない。その愛を信じれば必ず成功する。ロックスターや音楽の教師、有名な作曲家やプログラマーになれなくても音楽と共に素晴らしい人生を送ることは出来るのだから。

 

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